
【細かすぎ】
アメリカのスクールカースト
という闇
今回はアメリカのスクールカーストについてまとめてみます。
なぜならネットを見ていたらアメリカのスクールカーストは日本のそれよりもはるかに細分化されていてネーミングもされていて興味をもったから。
私が学生だった頃も今考えてみればですが、暗に目立つグループ、普通グループ、目立たないグループがあったなとは思いますが、別に自分のクラスでの立ち位置なんて気にしていませんでした。それよりも部活がきつすぎて授業中どうやって寝るかとかしか考えていなかったような気がします。
学校ってすごく狭い世界なんですが生徒間のヒエラルキーの上下が自然と出来上がるのが面白いですね。社会の縮図という感じ。
CONTENTS
- スクールカーストとは
- カースト最上位
・ジョック(Jock)
・クイーン・ビー(Queen Bee) - カースト上位
・サイドキックス(Sidekicks)
・プリーザー(Pleaser)
・ワナビー(wannabe) - 普通カースト
・メッセンジャー(Messenger)
・プレップス(Preps)
・スラッカー(Slacker) - カースト下位
・ナード(Nerds)
・ギーク(Geeks)
・ゴス(Goths)
・ブレイン(Brain) - カースト最下位
・ターゲット(Target) - その他・カースト外
・不良・ヤンキー(Bad Boys・Girls)
・不思議ちゃん(The Floater) - まとめ
スクールカーストとは

まず皆さんなんとなくはわかっているとは思いますが『スクールカーストってそもそも何なの?』ってこと。
とりあえずWikipedeaだとこんな感じ
スクールカースト(または学校カースト)は、現代の日本の学校空間において、生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列を、カースト制度のような身分制度になぞらえた表現、元々アメリカ合衆国で同種の現象が発生しており、それが日本でも確認できるのではないかということから、インターネット上で「スクールカースト」という名称が定着した。「スクールカースト」は日本独特の和製英語であり、アメリカでは「clique」「クリーク、派閥の意味」と呼ばれる。「スクールカースト」は日本以外では通用しない呼称である。
引用元:Wikipedea
簡単に言うと学校空間における生徒間の序列のことですね。
日本でいうとクラスの中心的存在で目立つサッカー部とか野球部の陽キャたちのグループがヒエラルキー上部層、その他テニスとか陸上とかの運動部が普通層、文科系の陰キャが下層みたいな感じがイメージしやすいかもしれません。
そして「スクールカースト」って言葉は和製英語でアメリカでは通じないってことが重要。
あちらではクリーク(派閥)と言われているそうです。クリークって日本では馴染みがない英語だからスクールカーストの方が分かりやすかったんでしょう。
また、「カースト」って元はインドの身分制度のことであちらでは生まれた家で決まっているので自身の努力ではどうしようも出来ないんですが、「スクールカースト」は生徒の間で自然発生する序列のようなものなので本人の努力?次第で上位カーストに移ることも可能でしょう。
陰キャグループに入っていた生徒が、見た目小奇麗にしてテンションを3段階くらい上げて、さらにいい具合に空気も読めるようにして陽キャグループに取り入って・・・など、ナチュラルボーンで陰の者には超えるべきハードルがクッソ高いのですが、無理ではなさそう。
カースト最上位
まずはアメリカのスクールカーストにおける最上位を男子、女子でそれぞれ見ていきましょう。
まあどちらもルックスがよくてスポーツ万能という特徴あり。この辺は日本のカースト上位もある程度同じですね。
ジョック(Jock)
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男子の最上位カースト。
体がでかくて脳筋。ルックスも最上位の部類。アメリカで主流の人気スポーツであるアメフト、バスケ、アイスホッケーなど(大体アメフト)をしている。
性格は陽キャだが傲慢で差別的。
下位のカーストなどは思いっきり差別しまくるが、でかくて傲慢な性格をしているので誰も逆らえない。
自信に満ちたその態度、ルックスで女子からは圧倒的に人気がある。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのビフみたいなイメージ。
日本のヒョロガリの女顔は間違いなく「カマ野郎」といわれ、彼らのターゲットとなります。
全てのアメリカ人はジョックを目指すといわれるまさに花形であるが、一方でジョックになれなかったものからは嫌われ、妬まれる存在であるため、稀にコロンバイン高校の銃乱射事件のような凄惨な事件があったりします。
クイーン・ビー(Queen Bee)
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男子のカーストトップがジョックならば女子のトップはクイーン・ビーです。
大体チアリーダー。アメリカ人チアリーダー好きすぎ。
こちらも性格は最悪でカースト下位を見下す傾向にあります。
彼氏は例にもれずジョック、圧倒的にジョック。ジョック以外は認めない。
まさにクイーン・ビー(女王蜂)。
カースト上位
ここからはカーストの上位クラス。
カースト上位のジョックス、クイーンビーの友人というか取り巻きといったほうがいいかも。
この辺のクラスはジョックス、クイーンビーの威光を借りて校内でもいきり散らしている感じかな。
サイドキックス(Sidekicks)
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女子のカーストでクイーン・ビーに次ぐナンバー2の存在。
クイーン・ビーの取り巻きといったところ。
外見もそこそこで華やかな存在ではあるが、常にジョックやクイーン・ビーの機嫌を伺っているキョロ充的な側面も。
ジョック、クイーン・ビーの取り巻きとして、下位のカースト達を一緒に無視したりいじめたりと性格は悪い。
通常一人のクイーンに対して両サイド2人の体制を取っている。
プリーザー(Pleaser)
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男子の場合はジョックの取り巻き的存在で、ジョックのおこぼれをもらったり、カースト下位からは集り行為(Please)を行うジャイアンの下のスネ夫的存在。
女子の場合はクイーン・ビーおよびサイドキックスの下で、同じく上からはおこぼれを貰い下からは集り行為を行うある意味世渡り上手ともいえる存在です。
ワナビー(wannabe)
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女子のカーストでクイーン・ビー、サイドキックスの取り巻き的存在。
彼女らに媚びを売りつつカースト上位になりたいと願っている(Wannabe)夢見る少女。
この辺まではカースト上位といえます。
普通カースト
ここからは比較的普通のカーストをご紹介。
下位のカーストに比べればこの辺は全然マシ。
メッセンジャー(Messenger)
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その名の通りメッセンジャー(連絡係)という立場。
要はパシリみたいなもののようです。
上位カーストからいいように使われていて、それに喜びすら感じているような面々。
プレップス(Preps)
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Prepsとはあちらのスラング?略語?でお金持ちの意味。
その名の通り上流階級のおぼっちゃま、お嬢様という感じのようです。
スラッカー(Slacker)
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Slackerは「怠け者」という意味。
学校にいるやる気のない奴とかよくさぼる奴、勉強ができないバカとかそういう部類の生徒達のことを指します。
特に目立つこともないし、いじめられているわけでもないですが、上位カーストからは馬鹿にされています。
カースト下位
カースト下位といえばナードですが、ナードの中にもいろいろ種類があるらしいです。
ここではカーストの下位であるナードをさらに細分化してみていきます。
ナード(Nerds)
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僕のヒーローアカデミアでもデクがかっちゃんこと爆豪に「クソナード」と煽られているように日本でも浸透してきている「ナード」というカースト。
意味は「オタクとか間抜け、とじ」とかそんな感じです。
日本でいうところの運動部に所属していないガリ勉やオタク、昨今流行った「チー牛」のようなイメージ。陰キャ、キモオタともいう。
上位カーストからはクソほど馬鹿にされ、煽られますがヒョロガリのナードには脳筋の彼らにに逆らえるわけがなく、いわれるがままです。
オタクなだけに社会性もなくコミュ障なのも特徴。
ギーク(Geeks)
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オタクという意味。
今回ギークをナードの一種として紹介しますが、アメリカ人からしたらギークはナードよりはもう少しポジティブなイメージにあるようです。
ギークもナードと同じくおたくなのは変わりませんが、ナードと決定的に違うのはコミュニケーション能力の面です。ナードは完全にコミュ障で人とうまく絡むことが出来ないような人たちですが、ギークはコミュニケーションにおいては特に普通と変わらない人たちです。
コンピューターに詳しく何やら意味の分からないことばかりしているギークたちはかつてナードと同じようにバカにされていたようなのですが、インターネットが必須となっている現代においては、頭がよくてコンピューターに詳しいといった、よりポジティブなイメージになっています。
ビルゲイツやスティーブ・ジョブズなどをイメージしてみてもらうとわかりやすいかもしれません。
ゴス(Goths)
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サブカルチャー系の人たちのこと。
合っているか自信がありませんが、日本でいうところのゴスロリファッションをしているような人たちでしょうか?
あちらではこれ系の人たちもナードに数えているようです。
ブレイン(Brain)
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ブレイン(脳)という名の通りガリ勉のこと。
あちらでもガリ勉はいいイメージではなくナードの一種となります。
カースト最下位
実はアメリカのスクールカーストの最下位はナードではありませんでした、それよりさらに下の地獄のような扱いを受けている人たちもいるようです。
ターゲット(Target)
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アメリカのスクールカーストの最下位・・その名もターゲット!
ターゲットといえばそれはもうそのまんまの意味なのですが、カースト上位からのいじめのターゲットとなる最弱のヒエラルキーの人たちのことを指します。
まあ、ナードもいじめというかカースト上位からは無視されたり弄られてはいるのですが、ナードとの違いはゲイなどの同性愛者や人種的マイノリティ、
あとは外見が普通ではなかったりとコミュ障以外に何かしらの原因があるようです。
アメリカでは日本と違って自己主張が強い人たちが多いので日本で問題となっているようないじめはないと思っている人たちも多いと思いますが、
現在いじめはアメリカでも大きな社会問題となっているそうです。
アメリカのいじめと日本のいじめの違いとして特徴的なのは、日本のように全員で無視したりということは少ないそうです。
それよりもわかりやすく暴言を吐いたり暴力をふるったりとゴリゴリにわかりやすいいじめをすることが多いそうです。
上位ヒエラルキーからターゲットにされた彼らの学校生活は地獄そのもの、その壮絶さは日本と同じように自殺者まで出ているのが実情です。
その他・カースト外
不良・ヤンキー(Bad Boys・Girls)
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アメリカでは不良はカースト外と考えられています。
彼らは校外での繋がりがあることが多く、校内ではアンタッチャブルな存在で避けられ気味。
不思議ちゃん(The Floater)
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天然の不思議ちゃん。
独自の世界観を持っている為クライメイトからは浮きがちで、こちらもスクールカースト外となります。
まとめ

今回はアメリカのスクールカーストについて見ていきました。
かなり細分化されていて「こういうやついるいる~」と思った方も多いのではないでしょうか?
日本でもそうですが、学生の頃って運動神経がいい奴がカースト上位に行きがちですよね。
社会に出てみれば一部のプロに行くようなスポーツエリート以外は、勉強をしてこなかったのでいわゆるナードたち
と立場が逆転したなんてことはよくある話です。
なので今、陰キャだのチー牛だのナードなどといじめられていて死ぬほどつらい思いをしている人もいるでしょうが
社会に出てみればそれがどれだけ狭い世界で起こっていたか分かるようになります。
私が学生時代にそんないじめやらカーストやら気にしたことがなかったから言えるのかもしれませんが、学生時代のカーストなんて気にする必要はありません。
社会人になってからの方が圧倒的に長いんですから。意外と頭のいいナードたちの方が金持ちになっていて社会的に勝ち組といわれていたりするものです。