
【老害の特徴とは】
老人はなぜ老害になるのか?
ここ数年よく耳にするようになった”老害”という言葉。
接客窓口などで怒鳴っている中高年をみると「こいつらはなんて無駄な年の取り方をしたんだ」と悲しい気持ちになります。
今回はそんな老害の特徴と人はなぜ年を取ると老害化するのかってことを説明していきたいと思います。
CONTENTS
老害とは

そもそも老害ってどういう意味でしょう?
簡単に言うと周りに迷惑をかける有害な老人ってことです。
個人的には若いうちは考え方も時代に合わせて更新できていたのが、年を取るにつれて考えが凝り固まり、そこに無駄なプライドが合わさって態度も尊大になり、自分の間違いを認めずそれによって周りに迷惑をかけている害のある老人たちってところでしょうか?
また、老害って老人に限らず若い世代であっても相手が年下というだけで見下して、それまでのやり方が絶対に正しいと思い込み、新しいやり方を認めず強引に物事を推し進めるような人も、される側にとっては老害といってもいいでしょう。
老害というのは必ずしも老人であるわけではなく、年上というだけで偉そうにしたり人の話をきかず間違った常識を振りかざす人たちなのです。
実はネット以前から「老害」という言葉はあった?
老害っていう言葉はいったい、いつどこから来たのでしょうか?
よく聞くようになったのは、最近というかここ10年くらいのような気もします。
自分的には2ちゃんとかのネット用語のようなものだとばかり思っていたのですが、実はもっと以前の昭和の時代からあった言葉のようです。
本来の意味は会社や組織などで年長者が実験を握り続けて世代交代が図れずに時代錯誤に陥ったその組織のことを指しています。
老害の特徴
老害の特徴ってどういうものでしょうか?
仕事上で老害と関わることが多いので個人的な意見をふまえて老害の特徴をまとめてみました。
人の話を聞かない

老害はとにかく人の話を聞いていません。
聞いていないというか聞く気がないという方が正しいのかもしれません。基本的に自分の考えが一番正しいという思い込みがあるため、若者の言うことなんか聞いても無駄という考えなのでしょう。
どんなに正論であろうが効率的であろうが、そもそもすでに答えは決まっているので人の意見なんて関係ないんです。
話が通じない

これも話を聞いていないことに通じるものがあるのですが、老害と話しているとあまりに話が通じなさ過ぎてまるで宇宙人と話しているのかと感じることがあります。
老害にとって話の内容はどうでもよくて、とにかく自分の考えを述べることのみに執着しているのでこちらの質問とは全く関係ない素っ頓狂な回答をするのでこちらはモヤモヤ。
そして「もっとこうした方がいい」という意見も、最後まで聞くことなく頭ごなしに「いいからやるんだよ!」と全否定するのでこちらはあの人と話をしても通じないから時間の無駄と考え、老害との接触を極力避けるようになります。
声がでかい
老害はとにかく声が大きいのが特徴です。
老化で耳が遠くなっているのか静かにするべき公共の場所などでも異様に大きい声で話すので一緒にいるこちらが恥ずかしくなることもしばしばあります。
皆さんも老人が窓口などで大声で店員に絡んでいるのを見たことがあると思いますが、羞恥心も減退しているのか大声でアホなクレームをして周囲から冷たい視線が飛んでいても意に介しません。
自分の意見は絶対に曲げない

老害は前時代的で凝り固まった考えを持っていて、自分の意見は絶対に正しいと思っているので決して自分の意見を曲げず他者の意見には耳を傾けません。
どんなに今はこう変わったのでこちらの方が効率的だと説明しようにも、その話自体を聞く気がない、聞く前に話をかぶせてくるなどされるので、どうにもなりません。
大昔はその考えがスタンダードで通っていたのかもしれませんが時代が流れれば、考え、常識は変わるものです。
「昔はこうだった」と時代遅れの価値観を振りかざし、さらにその価値観を押し付けようとしてきます。
質が悪いのが本当にそれが正しくて良かれと思って言っていることです。
なので時にその意見が受け入れられないと「せっかく言ってあげているのに」と憤慨するのです。
彼らにとっては親切のつもりでも、聞いている方からすればその時代遅れなやり方、考えは非効率的で時代にそぐわないものでしかないのです。
同じ話を何回もする
老害は同じ話を何回もします。
飲みの席などで何回も聞いた武勇伝を、毎回さも初めて話すように語りだしますので、若手は「またこの話か」とうんざりします。
「それ前も聞きましたよ」というのも角が立つので毎回「すごいですね~」「さすがです」と相槌を打ってあげるのです。
しかも大抵は自慢話、武勇伝の類なのでうっとおしいことこの上ありません。
こういった老害が多いのは老化により記憶力がなくなったとも考えられますが、年を取ってくると新しい経験や出会いなどが極端に少なくなっていきます。
そのため彼らの記憶も新しい出来事によって更新されることがなくなくなり、無理やり過去の栄光や出来事を引っ張り出してくるので同じ話ばかりになると考えられます。
まあ、こういった人たちはただ自慢話がしたいだけなので「へー」とか「はー」とか適当に相槌を打っているだけで満足するので相手をするのは結構楽だったりします。
キレやすくキレどころも不明

老害は短気ですぐに怒りだします。
些細なことで大激怒したりキレどころも不明なので、周りからしてみればなんで怒っているのか訳が分からず非常に戸惑います。
大きすぎる自尊心、プライドが彼らを極限まで増長させた結果、他人のミスを許せない、自分の間違いを認めることができない厄介なクレーマーになっていくのです。
このキレやすい性格は昔からだったという人もいるのでしょうが、加齢による感情のコントロールが難しくなったということが大きいでしょう。
プライドだけは無駄に高い
老害は人より長く生きてきて多くの経験をしてきたという自負があるのでプライドが非常に高いのが特徴です。
本当に能力が高く実力に裏打ちされたプライドであればまだしも、そこは老害といわれるだけあって無駄に年齢だけを重ねているだけのからっぽなプライドであることがほとんどです。
仕事などにおいても既に時代遅れのやり方であるにもかかわらず、新しいことを覚えようとする気も能力も無いために、昔のやり方にこだわり、さらにそのやり方を人にまで押し付けようとします。
年功序列の制度によって役職だけは上がってしまっているので、それに付き合わされる若手も立場的に文句が言えないので辟易してしまいます。
せめて黙っていてくれればいいものの、人の顔色や空気を読むというスキルが皆無なので、そんな若手の気持ちもくみ取れずいつまでも自分のやり方を強引に押し付けるので、会社にとってもマイナスでしかないのです。
老人はなぜ老害化するのか
老害は昔から周りに迷惑をかけていたのか?それとも年を重ねるうちに徐々に老害化していったのか?
この問題は多くの人が疑問に感じることでしょう。
個人的には昔からその素質があったのが、老化や立場が上がっていくにつれて周りから注意されることがなくなり徐々に表に現れていったものだと思っています。
ここでは老害がどのようにして老害になっていくのかを考えてみます。
自分は正しいという思い込み

老害の思考の源となっているのは自分が絶対正しいという思い込みです。
自分は長く生きてきていろいろな経験をしてきた。そんな自分の考えが目の前の若造と比べて間違っているはずがないと考えているので、その主張が曲がることはないのです。
時代が変わればそれまでの常識、やり方などが変わっていくのは当然のことですが、今まではこのやり方でずっとやってきた、以前は大丈夫だったと強引に物事を推し進めようとします。
新しい常識、やり方に合わせようとする気持ち、何より加齢によりそれに合わせられる能力も減退しているのです。
普通はわからなければ教えてもらうのが当然ですが、今さら新しいやり方に変えるのが面倒でさらにプライドが邪魔をして素直に教わることもできないのでいつまでも旧来のやり方を曲げずに時にはそれを周りに押し付けるのです。
高すぎるプライド
プライドが高い人は老害に陥りやすい性格といえます。
「若いもんにはまだまだ負けない」という気持ちが強く若者の言動を軽視しがちです。
間違いを指摘されたりすると激しく憤慨するので、その考えが間違っているという認識することもなくますます周囲から孤立していきます。
また、頑固で思考が凝り固まっているので全く融通が利きません。
視野も狭くなっているので新しい意見があっても、自分のやり方、常識を決して更新しようとはしません。
まだ若いという思い込み
人は年をとってもまだまだ自分は大丈夫だと思いがちです。
若いころのイメージでいろいろやろうとするのですが、体力や思考能力は気が付かないうちにどんどん衰えていっているのです。
いざというときに体が動かなかったり、昔のようにいかなかったりすることがあるので普通の人はだんだんと自分の衰えを受け入れていくものなのですが、老害はそれを認めようとしません。
今問題になっている老人の自動車での事故はまさにその思考からきているもので、80歳を超えて当然運転に必要な能力が衰えているのですが、周囲が反対しているのに長年運転をしてきたという自信があるので聞き入れようとせず、結果重大事故を起こすのです。
車の運転に対するアンケートで驚きの結果
下のグラフは車の運転で事故を回避する自信があるという回答をした人の割合ですが、なんと75歳以上が最も多いという結果になっています。

恐ろしいのはこれ人数ではなくて割合ですよ。
老害が如何に社会にとって害悪かということを物語っています。
年功序列の考えが染みついている
現在老害といわれている世代は年功序列が当たり前でした。
ただ社歴が長いというだけで大した能力もないのに役職だけが上がっていくので、無能な人間が自分は偉い、能力があると勘違いしがちです。
無能であればあるほど空気が読めず自分を客観視できないので、相手が嫌がっていることに気が付かずセクハラやパワハラをしでかします。
さらに、定年退職をしてすでに何の肩書もないただの老人なのに店員などに偉そうにしてクレーマー化します。
それまでは肩書があったので偉そうにしても周囲は何も言えなかったのですが、引退してもまだ自分が偉いと勘違いしてしまい、意見が通らなかったときに激高してしまうのです。
加齢により感情のコントロールが難しくなった

”年を取って丸くなった”などとよく言われていますが、これは単に色んなことにチャレンジするエネルギーがなくなったというか意欲的ではなくなったという方が正しいかもしれません。
逆に年を取ると感情を抑制する脳の機能が低下するため、若いころに制御できていた怒りも年を取ると些細なことで切れやすくなってしまうのです。
老人がレジの店員などに大声で食って掛かっているのをよく見かけると思いますが、それは老化により怒る気持ちに制御が利かなかったと考えられます。
なので、若いころは温厚だったのに年を追うごとに怒りやすくなったという人もいるのです。
もちろん、若いころから常識的な考え方を持っていた人であれば老人になってもそのようなことはなく、むしろ若いころはその非常識な考え方を抑制していたと考えられるのです。
老化による羞恥心の低下
怒りの抑制に加え羞恥心も認知機能の老化により薄れていくといわれています。
老害が周囲の目を気にせず些細なことで怒鳴り散らしているのも羞恥心の低下によるものと考えられます。
普通は周囲の目があれば大声で怒鳴るような恥ずかしい行為は控えるものですが、感情の抑えが利かないのと、羞恥心の低下が合わさって公共の場所であっても関係ないのです。
若いころはおしとやかだったであろうおばちゃんが人目もはばからず図々しい行動をとるのも、同じく老化による羞恥心の低下によるものです。
団塊世代という害悪
一昔前は「キレる若者たち」といわれていたものですが、現在は「キレる老人」などという言葉に変化しています。

現在老害といわれている世代は「団塊世代」といって1947~49年の戦後の第一次ベビーブームに生まれた世代で圧倒的に数が多いのです。
団塊世代は1000万人を超えるといわれており、その数は他の世代より突出して多いのです。
人数が多ければ当然競争も激しくなり、人を蹴落としてでも自分が上に上がらなければと何かにつけて競争してきた世代です。
それもあって、自分勝手で図々しい考えを持った人間が極めて多いとされています。
また、戦後のGHQの民主主義政策により教育のレベルが低く、子だくさんで親も一人一人に十分な常識、道徳、マナーといった教育をすることができなかったので人によっては同じ日本人かと思うほど非常識な行動をする人がいるのです。
そこに老化による脳の衰えや認知機能の低下で感情のコントロールが効かなくなってモンスター化するのです。
高齢者の犯罪率は昔に比べて上昇している
高齢者の犯罪率が高まっているのも高齢者人口が多いというだけではなく、団塊世代の老害化が一因です。

つまり、老人が昔から老害といわれていたというわけではなく、今の団塊世代が周囲に害悪を与える人数が特別に多いということなんです。
彼らの生きてきた時代と教育の結果が今の老害を生み出していると考えます。
ネットで老害の被害を調べてみた
昨今の若者たちは老害の言動についてどう感じているのでしょうか?
個人的に老害といわれると、コンビニで店員が成人認証ボタンを押すように促しているのに「俺が未成年に見えるのか!」という誰もが見たことであろう行為を真っ先に思いつきます。
コロナ禍の中信じられない発言

とんでもない自分本位の発言です。
コロナでみんな我慢してるんだからそれは言っちゃダメ。
マスクをアゴにしているのがポイントです。
ドイツの高齢者と日本の老害

なんかホントに最近の日本人は寛容さがなくなりましたよね。
子供が騒ぐのは当然です。
正直先の短いお前らより将来の担う子供たちの方がよっぽど大事です。
松本復興大臣の老害発言

東日本大震災の際の県知事への発言です。
こいつはこの発言でわずか9日間での大臣辞任となりました。
当たり前です。頭がおかしい。
上級国民の飯塚様
いや・・・体力に自信があるって・・
見るからに運転なんてできそうもない風貌です。亡くなった方のご家族が不憫でなりません。
上級国民だかなんだか知りませんけど、人をコロしておいてこの他人事のような発言。
認知症で本当に他人事だと思っちゃってそうです。
日本ボクシング連盟 山根会長

これぞ老害のお手本といっても過言ではない山根会長。
連盟の私物化、パワハラ、セクハラと何でもありです。
老害って言葉は元々こういった組織のことを言います。
みのもんたのセクハラ

これはネットでは有名ですが、収録中に堂々とセクハラ。
これカメラ回ってなかったらと思うと恐ろしい限りです。
人に長年大きな権力を持たせてはいけないという見本です。
最近のみのもんたの姿を見たのですが、もうホント老化が激しすぎてヤバいなって感じでした。
ネットで拾ったみんなの意見
研究が進んで昔の常識が非常識になってる事もよくあるよね
俺も、いい年齢だけど、勉強は続けないととは思ってるし、若い人からも学ぶことは多いのに。
それを認めようとしないから老害っていわれるんだと思う。
説教は無能な人間の快楽だからな。教えを乞われてもないのに無理やり上から目線の説教されても若い世代には
苦痛なだけ。病院で働く若い療法師や介護師がどれだけ老人患者から暴言を吐かれているか。
いつぞやの「敬老者が乗車します」とかいう脳が腐ったような貼り紙で電車の席取りしようとしたジジイとかな
自分らを「敬老者」と称すとか傲慢にも程がある
「老害」と呼ぶのが一番しっくりくるわ
現代社会に不可欠ないい日本語だよ、「老害」は
老害は老害の自覚がないならタチが悪い。
自分より年下が憎いから、年下の人間には威圧的。
以前椅子に座っていたら爺が此方に近寄って来て俺の腿をはたきやがったから蹴り返してやった
どうやら座りたいから詰めろって合図だったらしいが
すみません詰めてくださいが言えねえのか爺はよ
ポイントカードお持ちですか?と何度も聞いてんのに1回めは無視
2回めは 要らねーよ!とキレ気味
そして次の人がポイントカード出したら慌てて戻ってきてポイントカードつけろとキレられた2回お聞きしたのですが?と言ったら
聞こえねーよ!!とブチ切れて揉める普通なら後付け出来ませんといえば
そうなのね、で終わるのに、ジジイは引き下がらないあのさーそれでついてもお前300円しか買ってないんだからポイント1円よ?
ゴネて揉めるだけ時間の無駄じゃね?
ジジイもババアも同じ人間とは思えないほどマナーが悪い
団塊がほとんどなんだけど元から糞バカなんだろなあいつら
介護をしている人が語っていたが
戦前戦後の人はおとなしくて礼儀正しいのが多いらしいんだが
団塊世代はほんと手に負えないモンスターなんだそうなこの世代はさっさと滅びろ
「『危ないから』と遊具を撤去し、『危ないから』とボール遊びを禁じ、『危ないから』と花火を禁じ、『危ないから』と外遊びを禁じ(中略)やがて老人たちもこの世を去り、誰もいなくなった」といったコメントとともにツイートしたのは、籾山庸爾さん。
投稿には「公園が公園でなくなる」「危険な場所で安全に遊ぶのが真の危機管理能力なのに」など、公園制度や自治会問題、世代間対立、子育て論などさまざまな観点からリツイートが寄せられ、3日余りで約1万4千件に上っています。
籾山さんによると、(公園の)脇にはボール遊びや花火、大声を出すことを禁止するボードが掲げられているといいます。
籾山さんが育ったのは横浜市内の住宅街。子どもがサッカーや野球、ドッジボールなどに明け暮れていた公園は、
ある時から「ボール遊び禁止」になり、ゲートボールの練習場に。そのお年寄りいわく「ゲートボールは遊びではない」
だったといい、花火も保護者同伴なら大丈夫だったのが、新しく建ったマンションの住人の苦情で全面禁止になったそうです。
まとめ

今回は老害についてまとめてみました。
年を追うごとにマナーの悪い老人や大声でクレームをする老人を見かけるようになったと感じています。
昔もいたとは思いますが、そんな大声で老人が怒鳴っているような場面の記憶がありません。私が子供のころのイメージだとおじいちゃんおばあちゃんはすごく優しくて温厚だったような気がします。
結局クレーマーやマナーの悪い喫煙者と同様一部の質の悪い老害たちが目立ちすぎてあたかも老人が全員老害であるかのように感じてしまうのです。
”老いては子に従え”という言葉がありますが「年をとってからは、何事も子に任せて従ったほうがよい」という意味です。
いつの時代であっても老人になったら時代の流れについていくことは難しいので、自分の老化はいざぎよく認めて子供世代の言うことをしっかりと聞くことは大事だなと思います。
自分が老人になって世の老害たちのように恥をさらしたまま死んでいくのは嫌ですから。