
洋楽アンダーグラウンド
ヒップホップのおすすめ曲
※2022年2月24日更新
今回はアンダーグラウンド・ヒップホップのお勧め曲を紹介します。
昔、アンダーグラウンド(以下:アングラ)ヒップホップは結構ハマってよく聴いていたのですが、アングラヒップホップが明確にどんなものを指すのかと問われれば、「メインストリームではない」とか「ジャズっぽいやつ」と説明するしかないんですが・・
ジャンルとしてアングラヒップホップで合っているかは自信がないのですが、当時われわれがアングラヒップホップと呼んでいたジャンルの曲を挙げていきます。確かレコード屋のジャンル分けでもアングラという括りがあったと記憶しています。
この辺のジャンルはクラブでかけても、一部の「好きそうな人」が隅っこで頭振ってくれるくらいの曲が多いので私はあまり多用しなかったのですが、曲としてはすばらしいものが沢山ありますので是非チェックしてみてください。
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CONTENTS
- People Under The Stairs - Youth Explosion
- Nujabes - Don't Even Try It feat.Funky DL
- Dilated Peoples - Work The Angles
- DJ shadow - Organ Donor
- Five Deez - Latitude
- Kenny Dope - Get On Down
- Jurassic 5 - The Influence
- Mass Influence - All Out
- Substantial & L Universe - Lyrical Terrorists (Monorisick Remix)
- Abstract Art – The Anthem
People Under The Stairs - Youth Explosion
- 曲名 :Youth Explosion
- アーティスト:People Under The Stairs
- アルバム :Question in the Form of an Answer
- リリース :2000年

1997年に結成され、最近引退が報じられたカリフォルニア出身の2人組「People Under The Stairs」の初期の良作。
私がターンテーブルを購入して、初めて買ったレコードなのでとても思い入れのある曲です。
レコード屋で視聴して、即買いした「これぞHIP HOP」といえる一曲。
シンプルながらどっしりしたビートのトラックに、正統派ともいえるオールドスクールテイスト溢れるラップで何年たっても飽きない傑作です。
Nujabes - Don't Even Try It feat.Funky DL
- 曲名 :Don't Even Try It feat.Funky DL
- アーティスト:Nujabes
- アルバム :When Love Is Breaking Down
- リリース :2000年


元ネタは「Friends Of Distinction - When A Little Love Began To Die 」。
2010年に惜しくも無くなられた「Nujabes」。私の中ではですが、彼の仕事の中では一番好きな部類に入るのではないかと思われる曲です。
この曲の影響で一時期Nujabes, 「Hyde Out」にどハマりしてました。
美しいピアノ音源に乾いたビート。トラックを聴いているだけで少し涙か出てくる。そんな曲。
Funky DLもトラックの世界観を壊さないような優しい透き通ったラップを披露しています。
Dilated Peoples - Work The Angles
- 曲名 :Work The Angles
- アーティスト:Dilated Peoples
- アルバム :Orgazmo
- リリース :1998年

冒頭からDJ Revolutionの超絶スクラッチに度肝を抜かれます。
この曲をきっかけに「Dilated Peoples」が世界中で一気に有名になりました。そして彼らの一番の人気曲でもあります。
トラックは荒々しいワンループビートで時折入るピアノの音が秀逸で脳がやられます。
この曲も間違いなくアングラヒップホップクラシックに入る一曲です。
DJ shadow - Organ Donor
- 曲名 :Organ Donor
- アーティスト:DJ shadow
- アルバム :Endtroducing
- リリース :1996年

元ネタは「Giorgio Moroder - Tears」。
元々はバトル系DJのDJ Shadow。DJ ShadowといえばOrgan Donorといわれるほどには有名な一曲。
荘厳なオルガンの音にシンプルなビートがかっこいい。
この人AKAIのMPCだけで元ネタをチョッピングしてトラックを作っているらしいんですが、常人にはちょっと理解できない。どういう頭の構造してるんでしょうか?
さすがはバトルDJということで曲の後半ではこれでもかというくらい擦りまくってくれています。
Five Deez - Latitude
- 曲名 :Latitude
- アーティスト:Five Deez
- アルバム :Koolmotor
- リリース :2001年

ファット・ジョン率いるオハイオ州シンシナティ出身のFive Deezのヒットアルバム「Koolmotor」からのシングル。このアルバム自体最高なので買って損なしです。
オリジナルの曲のクオリティもさることながら、注目はやはりNujabesによるRemixでしょう。
美しくも幻想的なトラックは彼にしかだせない。唯一無二の才能といわざるを得ません。
Kenny Dope - Get On Down
- 曲名 :Get On Down
- アーティスト:Kenny Dope
- リリース :2000年

DJ・プロデューサーで有名な大御所中の大御所「Kenny Dope」が「Unreleased Project」名義で放ったクラシック中のクラシック「Get On Down」です。
イントロ部分がかかった時点でヘッズたちは大興奮です。
ヒップホップ好きならば当然知っていなければいけない最重要クラシックのひとつ。
Jurassic 5 - The Influence
- 曲名 :The Influence
- アーティスト:Jurassic 5
- アルバム :Quality Control
- リリース :2000年

ロサンゼルス出身の4MC,1DJの6人組で日本でも大人気の「Jurassic 5(ジュラシック 5)」の2000年の大ヒットシングル。
この曲をはじめて聴いたときは興奮しました。私が思うHIP HOPそのものだったから。
当時、クラブで初めて聴いたのですが、誰の曲なのか気になってDJブースにいるDJに曲名を聞きに行ったのがきっかけです。
てっきり80年代あたりのオールドスクールのアーティストかと思ったら、新譜とのこと。2000年は過ぎていた頃でしたので、こんなオールドスクール感満載の曲はかなり珍しかったと思います。というか他にはなかったように感じます。
彼らは日本のサマーソニックにも参加しており、日本でも大人気なのです。
Mass Influence - All Out
- 曲名 :All Out
- アーティスト:Mass Influence - All Out
- アルバム :The Underground Science
- リリース :1999年

アトランタ出身の4人組「Mass Influence」の2000年リリースのアングラ感満載の曲。
彼らについてはこの曲以外あまり知らないのですがこの「All Out」は使い勝手も良く、クラブでもよくお世話になっていた、思い出深い曲。
「PUTS」あたりと同じようなにおいを感じます。2000年前後のアンダーグラウンドシーンは本当に盛り上がっていました。
Substantial & L Universe - Lyrical Terrorists (Monorisick Remix)
- 曲名 :Lyrical Terrorists (Monorisick Remix)
- アーティスト:Substantial & L Universe
- アルバム :First Collection: Hydeout Productions
- リリース :2003年



こちらもNujabes氏のHYDE OUTレーベルから、ラッパーの「Substantial」と「L Universe」名義の「Verval」(もちろんm-floの)がコラボ。オリジナルよりも圧倒的に「Monorisick Remix」がおすすめです。
Monorisickとは誰ぞ?と思う方もいるかもしれませんが、なんとあの「DJ Deckstream」です。
そりゃこのクオリティーのトラックも納得です。
ヒップホップのトラックなのに、このキラキラした感じ。Varvalもラップが上手です。
Abstract Art – The Anthem
- 曲名 :The Anthem
- アーティスト:Abstract Art
- アルバム :The Anthem
- リリース :2002年
「Abstract Art」というグループの「The Anthem」です。
彼らのことは全く知らないのですが、レコード屋で試聴して気に入ってしまってアルバムを購入しました。
アルバムもジャジーで良曲揃いなので、聴いていて心地いい感じです。
フロアでは全く活躍はしませんでしたが。