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止まっているエスカレーターを上ろうとしたときのあの違和感の正体とは?

止まっているエスカレーターを上ろうとしたときのあの違和感の正体とは?

停止しているエスカレーターを上ろうとしたとき、足をとられるような何ともいえない違和感を覚えたという経験はないでしょうか?

普通に階段を上るときは問題ないのに、なぜか止まっているエスカレーターを同じように上ろうとするとすごく変な感じがします。

この違和感の正体は何でしょうか?

止まっているエスカレーターを上ろうとする時の違和感の正体

止まっているエスカレーターを上ろうとする時の違和感の正体
止まっているエスカレーターを上ろうとする時の違和感の正体とは

止まっているエスカレーターを上ろうとしたときに覚える違和感の正体。これはそのまま「壊れたエスカレーター現象」と呼ばれているものです。

壊れたエスカレーター現象とは

エスカレーターが止まっていることを目で認識していても、運動を司る脳によって命令された体はエスカレーターが動いている時と同じ動作をしてしまうために生じる。
この視覚と運動を司る脳のギャップから来る違和感を「故障エスカレーター現象」「壊れたエスカレーター現象」と呼ぶ。

引用元:Hatena keyword

エスカレーターが動いている場合、体のバランスを保つために無意識に前方へ少し重心を移動しているんです。

体を少し前へ押し出すようにしているんですが、そのようにしないと足をエスカレーターに運ばれるかたちになってしまい、後ろに倒れてしまいます。

普段無意識にしているこの動作を止まっているエスカレーターを上るときも同じようにしてしまうために、バランスを崩しそうになったり、足をとられてしまうような違和感があるのです。

「原始的な脳」と「進化した脳」のギャップ

「原始的な脳」と「進化した脳」のギャップによるもの
「原始的な脳」と「進化した脳」のギャップによるもの

人間が普段あたりまえに行う、歩く、走る、階段を上るなどの動作は脳の中心(脳幹や小脳など)の「原始的な脳」がその動作を記憶しているため、特に何も意識することなく体が動くようになっています。

『原始的な脳』は大脳辺縁系とも呼ばれ、人間に進化する前の性質、つまり動物として生きるため必要な機能を持った部分です。

引用元:一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会

その一方、エスカレーターが目の前にあり、「エスカレーターが止まっている」「止まっているエスカレーターを上ろう」と認識・判断するのは大脳などの「進化した脳」です。

目で見てエスカレーターが止まっていると判断できても、そのエスカレーター自体の見た目が変わらないので、「原始的な脳」はいつもの動作を無意識に行ってしまうため、体の重心を前へ移動させてしまいます。

その結果バランスをくずしたり、足がとられるような違和感を覚えるようになります。

要はエスカレーターは動いているもの」と脳は決めつけているのに、実際は止まっているという変化に脳の処理が対応しきれずにいつも通りの行動をしてしまうのです。

このように、一度習慣化してしまっているものは、脳が変化していると認識できたとしても、行動や思考をとっさに変化させて適応することは難しいことなんですね。

エスカレーターだけでなく他にも止まっている「動く歩道」でも同じような現象が体験できます。