韓国人はなぜ女性同士で手をつなぐのか？

街中で歩いているとたまに女性同士で手をつないで歩いている光景を見かけます。

まず、日本人であることはなく大体韓国人です。
レズビアンかと思えばそんな感じでもなく、友人同士で楽しそうに手をつないだり、時には腕を組んで歩いています。

日本人女性はあまり手をつないで歩きませんよね。
「文化の違い」といったらそれまでなのですが、韓国人女性はなぜ手をつないで歩くのでしょうか？

パーソナルスペースの違い

パーソナルスペースとは他人が自分に近づいてきたときに不快に感じるようになる「心理的縄張り」の範囲の事で、人によってその範囲は異なりますが、性別や年齢、国や文化によっても異なります。

韓国人はこのパーソナルスペースの範囲が日本人や欧米人に比べて非常に狭いといわれています。

パーソナルスペースが狭いということは、人との距離感が近くなるというです。

そして、相手が親しくなれば親しくなる程パーソナルスペースは狭くなります。なので、知らない他人との距離よりも友達同士の方が距離が近くなるのです。

韓国人女性が友達と手をつないで歩くのはこのパーソナルスペースが狭いために、日本人に比べそれほど抵抗感がないということが考えられます。

儒教文化の影響

韓国は儒教文化です。儒教の教えが色濃く残っていて、その教えは普段の生活にも大きな影響を与えています。

儒教は、孔子を始祖とする思考・信仰の体系である。紀元前の中国に興り、東アジア各国で2000年以上にわたって強い影響力を持つ。その学問的側面から儒学、思想的側面からは名教・礼教ともいう。大成者の孔子から、孔教・孔子教とも呼ぶ。中国では、哲学・思想としては儒家思想という。

引用元： ウィキペディア

男女七歳にして席を同じゅうせず

儒教では「男女七歳にして席を同じゅうせず」という言葉があります。

「7歳にもなれば、男女の別を明らかにし、みだりに交際してはならない」ということなのですが、韓国ではその教えの通り男女は距離を置くことを求められます。

男女を明確に分けることにより同性どうしの結束が高まります。その結果手をつないだりといったスキンシップが濃厚になったと考えられます。

韓国では女性だけでなく男性同士も手をつなぐ？

韓国では女性だけでなく男性どうしでも手をつないだりといったスキンシップをすることがあります。

K-POPなどの韓国男性アイドルグループなどを見ていると、日本の男性アイドルグループに比べやたら男どうしでスキンシップをしている場面をみかけます。

メンバー同士で手をつないだり、腕を組んだり、後ろから抱きついたり・・

日本人の感覚では韓国人はスキンシップが過多

我々日本人からすると慣れていないせいか、少々スキンシップが過ぎるというか、気持ち悪いと感じてしまいます。

さすがに男どうしで道を歩いている際に手をつなぐことはあまりないようなのですが、肩を組んで歩く程度のことは大人の男どうしでも頻繁に見かけるようです。

このように韓国では友人同士でスキンシップを図ることにより仲間意識を高めていると考えられるのです。

他にもある韓国女性の友情表現

友達同士でも愛情表現の豊かな韓国人女性ですが、「手をつなぐ」以外にも日本ではあまりないような激しい友情表現が見られるようです。

女性同士でも嫉妬？

韓国人女性は友達同士でも恋人にするような嫉妬をすることがあります。

友達が別の友人と自分抜きで遊ぶだけで、
「なんで私を誘わないの？」
「その子とはどんな関係？」
「私とどっちが好きなの？」
などとまるで恋人同士のように嫉妬してくる人もいるようです。

日本でも少しはこのような女性がいるとは思いますが、大っぴらに嫉妬心丸出しでここまで言ってくる人はめったにいません。
もしいたら、少しおかしい人だと思って引いてしまいます。

これが男同士だとしたら、完全にそちらの方です。

恋人同士のような頻繁な連絡

韓国女性は友達とも恋人のように頻繁に連絡を取り合います。

「今何してるの？」とか「おはよう！」とか特に用事がなくてもこのようなメッセージのやりとりを行うのが普通だそうです。

これは日本の若い女子でも、やっている人も多いのではないでしょうか？
でもやはり必要以上に頻繁に連絡されると疲れてしまうかもしれませんね。

友達の予定を全て把握している

韓国女性は友達のスケジュールを全て把握していることは普通です。

日本人だと友達が自分のスケジュールを全て把握していたらちょっと怖いですよね。
ただ、韓国人は予定をきくと、聞いてもいないのに自分から一週間の予定を全て答えるなんてこともよくあるそうです。