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人はなぜ行列に並ぶのか?その心理とは?

人はなぜ行列に並ぶのか?

その心理とは?


私は基本的に行列に並ぶのはあまり好きではありません。

人気の飲食店や人気商品の発売日などで長い行列に何時間も並んでいる人はどういった心理でその苦行に耐えているのか、とても気になります。

今回は行列に並ぶ人がどういった心理で並んでいるのか、その人の性格の傾向までをまとめてみます。

行列に並ぶのが嫌いな理由

まず私がなぜ行列に並ぶのが嫌いなのか理由を説明します。

時間の無駄

時間の無駄

まず行列に並ぶのが嫌いな理由としては、時間の無駄というのがありますね。

飲食店の話なのですが、行列ができているお店って大体「安くておいしい」みたいな感じが多くないですか?

なので行列に並んでいるうちに「今なんの時間?」みたいな気持ちになって、別にお値段が高くてもすぐに入れるお店でいいんじゃないかと思ってしまいます。

別に私自信が行列に並んでいるほど暇ではないという訳ではないのですが、
「並んでまで食べなければならないほどそれは価値があるのか?」
とか色々無駄なことを考えているうちにだんだんアホらしくなってきてしまうんです。

特に、昨今ソフトバンクやauなどの携帯キャリアが
「〇月の〇曜日は吉野家が無料!」
「31のアイスクリームが無料」
といった施策をしていますが、該当日に長い行列を見ると狂気さえ感じます。

損得で考えてしまっているのかもしれませんね。
例えば、「5時間並んだら100万円」という店があれば絶対に並びます。

・行列に並んでいるとだんだん時間の無駄ではないかと思ってくる。
・並んだ先に得るものがそれに見合っているか、損得計算をしてしまっているのかも。

時間や時期をずらせば並ぶ必要がないから

混みあっている店内

例えば行列ができる飲食店なんかでは、お昼時のピーク、12時~14時くらいを避ければ行列に並ばずに同じものを食べることができます。

さらに、行列ができるような飲食店は座席数が少なくなるべく多くの客を入れるために座席の間隔が狭いことが多いです。
店員さんも忙しそうにしているし殺伐とした空気の中、自分のパーソナルスペースを犠牲にしてまで食べたいという気持ちにはなりません。

また、新発売の商品(例えばiphoneなど)を数日前から並んででも購入する人がいますが、別に発売日に買わなくとも落ち着いた頃に買えば特に並ばなくても手に入りますよね。

そういった人たちを「神経分からん」とまでは思いませんが、「よくやるな~」と感心と呆れが半々くらいの気持ちでみています。

・行列ができる飲食店はピーク時をずらせば大抵すぐ食べられる。
・人気商品も発売からしばらく経てば即購入可能

流行に乗ろうとしている自分が好きではない

流行に乗ろうとしている自分が好きではない

私は昔からあまのじゃくな考えで、人と同じことをするのがあまり好きではありませんでした。
流行の服や流行の音楽なんかには一切興味がなく、だれも知らない北欧あたりの洋楽を聴いているようなかなり痛い人間でした。

なので、今でもその名残で行列=流行と感じてしまい、行列に並んでいる自分がミーハーで流行に乗っていると感じてしまい、なんとなく恥ずかしいようなこそばゆいような感覚になるのです。

今なんかだと「タピオカ」なんかはその代表格で、若い女子も多い中あの行列に並ぶのは至難の業です。

●自分が流行に乗って並んでいる行為が好きではない。

行列に並ぶ人の心理

上で述べたように私は行列に並ぶのが苦手です。

では逆に行列に並ぶのが好き(苦ではない)人はどのような心理で行列に並んでいるのでしょうか?

みんなが並んでいるから(認知的ケチ)

ペンギンの行列

あまり行ったことのない土地勘がない街でランチでも食べましょうということになったら、大体の人はぶらぶらして目についたおいしそうな店を選んだり、食べログなんかを参考にする人もいるでしょう。

そんな時にふと見つけたお店の前で行列ができていたら

あのお店はきっとおいしいに違いない
食べログを調べたら高評価だった

そんなことを考えると思います。

行列はその店の信憑性を高め、みんなが並んでいるということで安心感も生まれます。
みんな並んでいるのだからおいしくないわけがないと思うのです。

このような行動を”同調行動もしくは”認知的ケチ(認知的倹約家)”と言います。

●皆が並んでいるから美味しいに違いないと思う。
●皆と同じような行動を取ることを同調行動という。

自信がない

自信がない

行列に並ぶ心理として他には”自信のなさ”が挙げられると考えられます。

行列に並ぶことでその他大勢の人と同じことをしている、行列店に入って同じものを食べて同じ感覚を共有する。
そういった行動を取ることで同じ価値観を持っていると感じ「自分は間違っていない」という自己肯定感を満足させることができます。

要は皆と同じ行動を取って、同じマジョリティのグループにいるという安心感を得ているのです。

●自信のなさから、その他大勢と同じ行動を取ることによって安心感を得ている。

流行に乗りたい

日本人は流行に流されやすいといわれています。

テレビでタピオカが流行っているといわれれば、こぞってタピオカ店の行列に並ぶ、一昔前には「ナタデココ」「ティラミス」なども同様でした。

「流行のゲームを持っていないと学校での話題に乗れない」「人気のドラマを見ないと次の日の話題に乗り遅れる」そういった不安から流行に乗ろうとするのです。

こういった心理も上に挙げた自信のなさからくるものと考えられます。

バンドワゴン効果とは

バンドワゴン効果

行列に並ぶ人々は例え行列店の料理が美味しくなかったとしても、「皆が美味しいといっている」「長い行列ができている」という理由で、料理を美味しかったと思い込もうとします。

そういった傾向を心理学的に”バンドワゴン効果”と言われています。

バンドワゴン効果(バンドワゴンこうか、英: bandwagon effect)とは、ある選択肢を多数が選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。「バンドワゴン」とは行列先頭に居る楽隊車であり「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るという意味である。経済学・政治学・社会学などで遣われる。対義表現は「アンダードッグ効果」。

引用元:wikipedia

その選択肢を多くの人が支持していればいるほど、その選択肢を正しいと思い込み、さらにその選択肢を選択する人が多くなるという心理現象です。

社会的証明の原理

人は他の大勢の人が行う行動や考え方につられて同じ行動をとってしまうことが多いんですが、このことを社会的証明の原理といいます。

社会的証明とは、ある状況で、自分の判断より周囲の人たちの判断を頼りにしてしまうという心理原則です。 ある状況とは大別すると、「自分の判断に自信が持てないとき」と「自分と似た他者の行動に影響されたとき」に分けられます。 このような状況では、人は多数の人の判断が正しいものであると感じてしまいます。

引用元:社会的証明の原理|大勢の判断は正しい

例えば、セール中のお店で他の多くの人がセール対象商品を買っていると、その商品を買いに来たわけではないのについ買ってしまうことがあります。

人は元来、他人の行動や判断を自分の行動・判断の基準にする傾向があります。
多くの人がしていることは正しいと思って、ついその行動を選択してしまいます。

これは、自分の判断に自信がない時ほど影響を受けやすく、ラーメンを食べに行こうとして隣り合っている2店舗があったら、当然行列ができている店舗を選択するようになるのです。

行列に並ぶ人と並ばない人の性格の違い

行列についつい並んでしまう人、行列には絶対に並ばない人、一般的にはどういった性格の違いがあるのでしょうか?

行列に並んでしまう人の性格

行列があったらついつい並んでしまう、流行に乗り遅れたくないという人は、とても素直な人といえます。

テレビで流行っているといわれれば真っ先に流行を取り入れ、クラスでも人気者のグループに属しているようなタイプです。

反面、"長いものに巻かれたい"と思っていて常に一般的でありたいという気持ちから、気が進まなかったり、金銭的に厳しい場合でも周りと同じ行動を取ろうとします。

自分の意見がなく憧れの芸能人や人気者がいうことなら何でも正しいと思い込み、どんなことも言う事をきいてしまう傾向があります。

●行列に並ぶ人は流行に敏感でクラスの人気者タイプ。
●周りに流されやすい傾向がある。

行列には並ばない人の性格

行列には並ばないという人は、マイペースでプライドが高い性格の人が多いと考えられます。

コミュニケーションは大事にしている人もいますが、自分の意見、習慣を曲げてまで全面的に周りに合わせるようなこともしません。

孤独も気にならないタイプで、大勢でいるより少数の気の合ったグループでいる方が気楽だと考えています。

皆に迎合するの事を嫌うので周りからは、変わっている、付き合いが悪いと思われることもしばしばありますが、何も考えずに流行に乗っているような人を見下している傾向があるのでそんなことは特に気にしていません。

●行列に並ばない人はマイペースでプライドが高い性格。
●周りには変わっているとか付き合いが悪いと思われることも。

まとめ

冒頭で私は行列に並ぶのが好きではないと申し上げましたが、やはり例に漏れずマイペースで自意識過剰な面が見られます。

流行に興味がないわけではないのですが、行列に並ぶことを考えるとどうしても足が向きません。

しかしながら、これからはブログのネタとなるような店には少々並んででも積極的に言ってみようかなと考えている今日この頃です。

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