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飲食店に持ち込みをしてはダメな理由

飲食店に持ち込みをしてはダメな理由

少し前に石垣島のラーメン店が日本人のマナーの悪化を理由に「日本人お断り」の張り紙を出したことが話題になっていましたね。

このニュースはお昼の番組の「バイキング」でも取り上げられて、その問題を受けて司会の坂上忍がとんでもない発言をしていたのが気になりました。

これに対し坂上は、「10月から(日本人の来店許可を)やってたって俺、多分もう行かないよ」とキッパリ。さらに店内への飲食物持ち込みに対しても「(客が持ち込んだ)フライドポテト食べてておなかいっぱいになって、ラーメン食べないで帰っていくんだったら、『お前何なんだ』って話になるけど」と前置きしながらも、「ラーメンだって食うんでしょ?(それでも)ダメなの?」と指摘。飲食物を持ち込んでもメニューを注文している以上は入店を断わるべきではないと述べた。

@niftyニュース

なんと、ラーメン店で持ち込んだフライドポテトを食べていた客を擁護するような発言をしているのです。

何がヤバいって、お昼の帯番組の司会をしている大物芸能人が社会経験のない中学生かのような浅はかな発言を全国ネット?の番組でしちゃっているところです。

この発言に関しては「人にはそれぞれいろいろな考え方がある」とか「賛否両論あるよね」とかそういう問題じゃなくて、どこをどう考えても持ち込みをした客が悪いんです。

いってみれば「万引き」なんかと同じくらい言い逃れができない行為だということです。

順に説明していきます。

食中毒などの問題

食中毒

飲食店にとって食中毒は大きな問題です。一度食中毒を出してしまうと飲食店としての信頼を大きく失うことになります。
その為、どの飲食店でも衛生管理には細心の注意を払っているのです。

例えば客が持ち込みをしたものが原因で食中毒になった場合でも、その店で食べたものにあたったといわれてしまえば、その店の責任になりかねません。

実際は保健所などが調査をするんでしょうけど、一度失ってしまった信頼は取り戻すのは至難の業です。

持ち込んだもので食中毒になったと分かったとしても、何となく「食中毒を出した店」というイメージがついて客足が遠のいてしまうのです。

持ち込みを許容する線引きが難しい

例えば飲食店でペットボトルで「」を持ち込んで飲んでいた客がいたとします。

店主が「水くらいいいか」と放置していたところ、今度はそれを見て別の客が「ジュース」を持ち込みます。
さすがに店主が注意するとその客は「あの客だって水を持ち込んでいるじゃないか」と反論をしてきます。

このように一度持ち込みを許してしまうと、クレーマー気質の客が「あの人も持ち込んでいる」だの「前は大丈夫だった」だのと屁理屈を言ってきて、不毛な口論となってしまうのです。

「前は大丈夫だった」などの言葉はクレーマーの常套句のようなものです。クレーマー専門学校で教えているのかと思うくらい。

食中毒などの危険性が少ないものであってもどこまでが持ち込みOKでどこまでがNGなのかという線引きが難しくなるので、飲食店では基本的にはどんなものであっても持ち込みは禁止しているのです。

売上の問題

売上

先輩芸人が後輩芸人にご飯を奢る前に、吉野家で牛丼を一杯食べさせる。

こんな話をテレビかなんかで聞いた記憶があります。

詳しく説明すると、居酒屋に行く前に安い吉野家の牛丼で腹いっぱいにさせて、あまり注文をさせないようにするというセコいエピソードです。

飲食店への持ち込みもこれと似ているんですが、こちらは笑えもしない悪質な行為なのです。

芸人の話の場合は吉野家にいった後に居酒屋に行っているだけなので、単純にセコいというだけの笑い話です。

対してフライドポテトを持ち込んだ客の場合は他で買ってきたものをラーメン店という全く関係のない場所で食べているんです。芸人の話で言い換えると、吉野家の牛丼を持ち帰りにして居酒屋で食べてるような感じです。

もし、店内でフライドポテトを食べていなかったら客はまだラーメンもしくは餃子やライスなど、他の料理の注文をしたかもしれません。

つまり、フライドポテトを食べなかったら注文されていたであろう売上分をラーメン屋が損をしているということです。

飲食店は空間にもコストをかけている

飲食店

ネットで通称「原価厨」と言われている人たちがいます。 コーヒー一杯の原価は数十円なのに喫茶店などで一杯500円払うのはお金の無駄などと声高に叫んでいる人々のことです。

喫茶店はもちろん、ラーメン店でも客が気持ちよく飲食ができるように店内を清潔にしたり、空調を調節したりといった空間づくりをしていて、もちろんそれにもコストがかかっているのです。
それに加えて人件費、光熱費、家賃など、店を維持するのには様々なコストがかかります。

いわゆる「場所代」「サービス料」といった料金で、居酒屋なんかでは「お通し」の中にそれらの料金を含めている所もあります。
飲食店は座っただけで料金が発生しているんです。

つまりラーメン店にフライドポテトを持ち込んだ客は、ラーメンを注文するにしても、フライドポテトを食べる時間分の空間使用料をラーメン店に支払っていないことになるのです。

そもそも店のルールに従っていない

店のルール

飲食店にはどんな店でもルール禁止事項を定めています。持ち込み禁止はもちろんですが、ペットの連れ込みは禁止とか、一人一品注文などが一般的でしょうか。

基本的に常識の範囲のことなので普通のお客様はほとんど気にすることがないかと思うのですが、坂上忍のように独自の解釈をする客も一定数存在しているのでルールは設ける必要があります。

飲食店がルールを定めるのは自由で、客側はそのルールに従う必要があるのです。
逆に客側はルールが気に入らなければその店に入らなければいいだけなんです。

そういった理由からもこのケースにおいては、そもそも店が決めたルールに従っていない時点で客側が間違っているということになります。

ルールが気に入らなければ入らなければいいだけの話なんですから。

日本人のお客様精神

長々と書かせていただきましたが、上で書いたようなことはごく普通の常識の範疇の話です。

石垣島のラーメン店の今回の対応について、個人的には日本人お断りはちょっとやりすぎかなと私も思いました。気持ちはすごく分かるんですけどね。

接客業をされていた方は分かると思いますが、モンスタークレーマーは店側が強く出られないことをいいことに理不尽すぎるクレームをつけてきます。

日本では「お客様は神様」という言葉がある通り、客と店が対等ではなく「お金を払っている客側の方が偉い」という考えの人がいまだに多く生き残っています。

サービスを提供する側と提供される側。それは対等なものであるという考えがもっと広がらない限り店側にとっても客側にとっても得なことはないのです。

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