クチャラーはなぜ
クチャクチャ音を立てて
食べるのか?
飲食店に入ると稀に「クチャラー」と言われる人たちに遭遇することがあります。
大きく口を開けて食べ物を咀嚼するのでクチャクチャ音が周囲に響き、聞いているだけで周囲の人は食欲を失います。しかも、マナーも悪いため親になったらできる限り我が子に見せたくないダメな大人の姿の一つでしょう。
今回、なぜ彼らはクチャクチャ音を立てて食べるのか?クチャラーの性格的な特徴、対策などについて考えていきます。
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CONTENTS
- そもそもクチャラーって何?
- 【なぜクチャクチャ音が出る?】クチャラーになる原因とは
・幼い頃からの躾の問題
・口にたくさん食べ物を頬張って食べるため
・鼻が詰まっていて口呼吸になるため - クチャラーになりやすい人の性格的特徴
・自己中心的で交友関係が狭い
・【口唇期的性格】他人への依存心が強くおしゃべり - クチャラーに注意する方法
・それとなくクチャラーの話題を振ってみる
・食事の様子を動画に撮って本人に見せる
・自分自身がクチャラーになり、相手に不快感を与える - クチャラーは現実でもネットでも嫌われ者
・「絶対許せない食事のマナー違反」ランキング
・SNSでもクチャラーは話題に - 最低限のマナーを守って食事の時間を楽しめるものにしましょう
そもそもクチャラーって何?
「クチャラーって何?」
聞いたことがないという人もいるでしょう。
「クチャラー」とは、食べ物を咀嚼する時に「クチャクチャ」「ピチャピチャ」などど気持ちの悪い音を立てて食べる人のことで、食べているときの「クチャクチャ」という擬音に英語で「~する人」という「er」をくっつけてできた若者言葉の一種です。
私が初めて見たのは恐らく2ch(現在は5ch)か何かの記事だったでしょうか?
そういう類のネットの記事だったように思います。
「クチャラー」はもちろんいい意味で使われることはありません。
むしろめちゃくちゃ悪い意味で使われており、ネットなどでは代表的な嫌われ者でもあります。
食事時に他人の「クチャクチャ」という気持ちの悪い咀嚼音を聞かされるのですから、嫌われるのは当然ともいえます。
【なぜクチャクチャ音が出る?】クチャラーになる原因とは
普段食事をする際、多くの人は「クチャクチャ」「ペチャペチャ」などと音はさせないものです。
基本的に日本では食事の際に音を立てるのはマナー違反とされているからなのですが、ではなぜクチャラーはそのような不快な音を立てて食べるのでしょうか?
幼い頃からの躾の問題

クチャラーになる原因として一番多いのが親の躾(しつけ)です。
こと日本においてはクチャクチャ音を立てて食べるのはマナー違反の行為です。(そばをすするとかは別として)
大抵の人は小さい頃に親から「食べるときに口を開けて食べてはいけません」とか「音を立てて食べてはいけません」とか食事マナーについて躾をされているのが普通です。
しかしながら、クチャラーは幼いころに親からこのような躾をされていないため、大人になった今でも口を開けてクチャクチャ音を立てて食べるのです。
もしくはクチャラーの家族全員がクチャラーの可能性ということも考えられます。。
普通の親だったらしつけ以前に子供が音を立てて食べているのは気になるので注意するはずです。そのため、おそらくですがクチャラーの親は躾ができない、もしくは自身がクチャラーの可能性が極めて高いと思われます。
クチャラーは「食事中に音を立てない」という基本的な躾すらされていないので、クチャラー以外のマナーや礼儀をわきまえていない人が多いと思われます。
飲食店などで店員に横柄な態度をとったり、外食時でも足を立てて食べたり、公共の場所で大声で馬鹿笑いをしたりするなど社会的なマナーをわきまえない行動をとります。
ポイント
●クチャラーは幼い頃に食事に関しての躾をされていない。
●クチャラーの家族も同じくクチャラーの可能性がある。
●クチャラーはクチャラー以外にも一般的なマナーや礼儀をわきまえない。
口にたくさん食べ物を頬張って食べるため

リスのように口いっぱいに食べ物を頬張って食べる人もクチャラーになりやすいといえます。
クチャラーのクチャクチャという音は食べ物を咀嚼している音なので、口の中にたくさん頬張るほどに咀嚼音も大きくなるのです。
こちらも上の事項と同様に親の躾によるところが大きいのでしょう。
ポイント
鼻が詰まっていて口呼吸になるため
クチャラーになる人には慢性鼻炎などで常に鼻が詰まっているという人もいます。
鼻呼吸が出来ず常に口を開いて咀嚼する為、クチャ音が出てしまいます。
また、歯並びや骨格に問題があり、口を閉じて噛むことが出来ない為にクチャラーにならざるを得ない人もいるようです。
このような身体的な理由でクチャラーになる人もいるので、努力してもどうしようもない理由であった場合は、気になっても頭ごなしに注意するようなことはやめましょう。
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ポイント
クチャラーになりやすい人の性格的特徴
飲食店などでクチャラーの隣になり不快な思いをされたことがある方は多いと思います。
そんな時、この人はどういう神経をしているんだろう、普段はどんな性格なんだろうと疑問に思ったことがある方もいるでしょう。
クチャラーになりやすい人はどのような性格的特徴があるのでしょうか?
自己中心的で交友関係が狭い

クチャラーの特徴として一般的には自己中心的で交友関係の狭い人がなりやすい傾向にあります。
周囲に配慮しないので自分の立ち振舞に目を向けることがなくクチャクチャ音に気づいたり改善したりする事がありません。
また友人が少ないのでそれを指摘してくれる人も居ないことも原因の一つです。
私生活で上手くいっていないイライラが八つ当たりに転じて、物を食べるときもまるで憎い何かを噛んでいるかのように勢いよくクチャクチャと噛んでしまう原因になっているかもしれません。
逆に知り合い・友人が多い人はクチャラーだったとしても、その中の誰かしらが注意をする事によって自身がクチャラーであることを自覚する事が出来るのです。
ポイント
【口唇期的性格】他人への依存心が強くおしゃべり

ある研究では「クチャラー」の人の多くは「口唇期的性格」であると分析されています。
口唇期的性格とは口や唇に対しての欲求に固執するような性格の事です。
「口唇期」とは、赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸う、親指を咥える、おしゃぶりを咥えるといった口寂しい時にする行動の欲求が起こる時期のことをいいます。
赤ちゃんが母乳やミルクを飲むのは、お腹が空いているという理由の他に、安心感や信頼感を得るためにしていると考えられており、その「口唇期」に充分に欲求を満たすことができなかった人に表れる性格が「口唇期的性格」と言われています。
口唇期的性格の人は口唇欲求が強く、指しゃぶりやタバコ、飲酒、過食などの行動も口唇欲求を満たすための行動と言われています。
性格的特徴としては不安感や依存心が強く、悲観的で攻撃的な一面もあるとされています。
口唇期に充分に欲求を満たされなかった人は、愛情に飢えており、人から好かれたい、認めてもらいたいという気持ちが強い人が多いと言われています。
同様におしゃべりをするという行為も口唇欲求を満たす行動と言われています。
クチャラーに注意する方法

周囲からは嫌な目で見られるクチャラーですが、自分では気づいていないという人が多いです。
ずっと昔から繰り返してきた事なので自分のクチャクチャ音に聞き慣れすぎていて異音だと気付け無いことが多いようです。
クチャラーのほとんどは自覚症状がない為に、自分で気づいて自分で矯正しようとすることは殆ど無いと言えます。
しかしながら、自分に近い存在、家族、友人、恋人などがクチャラーだった場合、一緒に食事をする機会が多い為に、どうしても気になってしまいます。
クチャラーに対してストレートに「クチャクチャうるさいよ」と注意してみるのもいいのですが、クチャラーは自覚がない為に、言い争いになる事も少なくありません。
それでは相手にクチャラーを止めてほしい時にはどのように指摘してあげればいいのでしょうか?
それとなくクチャラーの話題を振ってみる
「この間食事をしていたら隣にクチャラーがいてすごく不快だったのよ」などとそれとなくクチャラーの話題を振ってみましょう。
運が良ければクチャラー自身が「もしかして自分もクチャラーかも」「前にも人に注意されたことがあるから自分の事かも」などと、自分で意識してくれるかもしれません。
食事の様子を動画に撮って本人に見せる
クチャラーの普段の食事風景を動画などに録画をして、自身のクチャラー具合を客観的に見てもらう方法が考えられます。
クチャラーだけでなく他の人も同じように撮って見せることで、クチャラー自身に自分のクチャ音を認識させることができるかもしれません。
自分自身がクチャラーになり、相手に不快感を与える
これは最終手段で自爆行為でもあるのですが、自分がクチャラーになって相手に客観的に見てもらうという方法です。
この方法を試すのであれば、クチャラーに気付いてもらって不快感を与える必要があるので、思い切って口を開けて咀嚼して、クチャ音もオーバー気味に出してみるのがいいでしょう。
クチャラーがそれに気づいて注意をしてきたら、「ごめんね、でもいつもあなたもこういう風に食べているのよ」と伝えてみましょう。
この方法はクチャラーに気付いてもらいやすい反面、自分もプライドを捨ててクチャラーにならないといけないという「諸刃の剣」です。
そしてやり方によっては相手をバカにしていると思われる可能性もある為、注意が必要です。
クチャラーは現実でもネットでも嫌われ者
このように嫌われる要素満載のクチャラーですが、世間一般でもやはり嫌われているのでしょうか?
以下のようなグラフがありましたので引用させてもらいました。
「絶対許せない食事のマナー違反」ランキング
思っていた通りというか、流石というかクチャラーがダントツの1位獲得です。
2位の「食べながらケータイいじる」などは、一緒に行っている人にされるのは嫌ですが、こちらが一人で食べている分には気にしなければいいだけですからね。
対して、クチャラーの場合はこちらがあえて気にしないようにしてたとしても、あの忌まわしいクチャクチャ音がどうしても聞こえてきてしまいます。
ソロ、グループ問わず全方位に対して迷惑という理由も大きいのです。
SNSでもクチャラーは話題に
SNS界隈でもクチャラーは話題になる音が多く、たくさんのクチャラー被害者が声を上げていらっしゃいます。
以下にその一例をご紹介します。
何度厳しく注意しても夫のクチャラーが治らない
— グリ〜コ (@glico4649) September 26, 2020
家族がクチャラーとか地獄ですね・・
クチャラーってどう生きてたらクチャラーなるんや誰も怒らんの謎だろ
— りょ🌈襟足白 (@IamORyoganthi) October 3, 2020
私もそれが凄く疑問です。
クチャラーに本気で殺意が沸きます。
本気で殺してやりたくなりませんか??
出っ歯とかなら多少は仕方ないと思いますが。
何を食うにもクチャクチャぺチャぺチャ鳴らしてほんとに気持ち悪いです。
この間もネットカフェで隣の席からクチャクチャ音が聞こえてきて本気で吐きそうになりました。
どうやったらクチャクチャ鳴らして食べるように育つんでしょうか??
クチャラーの人ホントに自覚持ってくれ。
そろそろ殺意の波動に目覚めそうです。引用元:Yahoo知恵袋
この人はかなり重度のクチャラー嫌いですね。
クチャラーに親でも殺されたのでしょうか?
まあ、クチャラーに遭ってしまったら運が悪かったくらいに考えて切り替えていくしかないと思いますよ。イライラしたらこちらの負けです。
最低限のマナーを守って食事の時間を楽しめるものにしましょう

うわさ話を聞くだけではなく、私自身も実際にクチャラーに遭遇したことがあります。
私はお昼時一人で飲食店に入って食事することがささやかな楽しみの一つでもあります。そんな庶民のささやかな楽しみが、クチャラーが近くにいることによって地獄のひと時に変わるのです。
他の人と同じ空間を共有する上ではやはり最低限のマナーがあります。咀嚼音は口を閉じて噛んだり、勢いをつけて噛んだりする癖を矯正すれば小さくすることができますので、気をつければなんとかなる問題なのです。
咀嚼音を周囲に響かせないように食べるのは子供でもできる事でもありますし、大人である以上は配慮して欲しいところですね。
まあ、配慮できないからこそ嫌われているんでしょうが・・