ワキガの原因と
人種によるワキガ率の違い
最近は暑くなってきましたのでだんだんとワキの匂いも気になってくるようになってきましたね
私もワキのにおいには人一倍気を使っているのですが、電車なんかに乗っているとたまにすごい人がいますよね?臭いが目にくるみたいな。
あの独特な臭い・・
ウィキペディアで調べると人によって違いはあるが、ワキガの臭いは以下のような臭いに例えられるようです。
その臭い自体は人やその時の環境などによって違いがあるため一概には表現できないが、ゴボウの臭い、ネギの臭い、鉛筆の臭い、カナメの臭い、酢の臭い、クミンの臭い、納豆の臭い、古びた洗濯ばさみの臭いに喩えられることが多い。
引用元:ウィキペディア
その人の体質の問題もあるので仕方がないとはわかってはいるのですが、本当にきついですね。
電車の一車両全体があの独特な臭いに包まれます。
今日はそんな体臭に関してのお話です。
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そもそもワキガってなんでしょうか
腋臭(ワキガ)とは簡単にいうと”アポクリン腺”から分泌される汗の臭いの事です。
アポクリン腺とエクリン腺

一般に"汗をかいている"というときの汗は"エクリン腺"という汗腺から出ているもので、エクリン腺は体中に張り巡らされています。
このエクリン腺から出た汗というのは臭いがない汗となります。
もう一つが"アポクリン腺"という汗腺で、アポクリン腺はエクリン腺と違い体の一部、主にワキの下にあります。
このアポクリン腺から出た汗がワキガの臭いの原因となっているのです。
エクリン腺が汗をかくことによる体温調整の役割を担っているのに対し、アポクリン腺から出る汗は体温調整の為ではなく、体臭を出す役割があります。
汗自体は無臭ですが、脂質・タンパク質・糖質やアンモニアなどの成分を含んでいる為、独特なあの臭いの原因となるのです。
動物でいうところのフェロモンを出しているといったところでしょうか。
要はワキガの人は普通の人よりアポクリン腺が多い、アポクリン腺からの汗の量が多い人(アポクリン腺の働きが活発)といえます。
ポイント
●汗腺の種類には「エクリン腺」と「アポクリン腺」がある。
●腋臭の臭いは主にアポクリン腺から出る汗から発生する。
ワキガの主な原因
ワキガの人はアポクリン腺が普通の人より多い人(アポクリン腺の働きが活発)という事がわかりました。
それでは、ワキガになる人とワキガでない人とではどういった違いがあるのでしょうか?
遺伝

両親が腋臭の場合その子供にも遺伝する場合が多いようです。
アポクリン腺が多いという体質が遺伝する可能性があるため、必然的に親が腋臭だと子も腋臭になりやすいといえます。
また、食生活も同じになるため家族が肉中心の食生活をしていたなどの場合は必然的に子供もワキガになりやすいといえるでしょう。
ポイント
生活習慣・食生活など

ワキガ体質(アポクリン腺が多い)の人でも、アポクリン腺の活動が活発でなければそれほど強烈な臭いにはなりません。
ワキガの臭いがきつい人はアポクリン腺が活発になるような生活習慣や食生活をしているのです。
以下のような生活習慣・食生活をしている方は要注意です。
生活習慣
・肥満
・ストレス・疲労
・喫煙
・運動不足(汗をかかない)
食生活
・肉中心で野菜や魚などを食べない。
・飲酒
ポイント
自分がワキガ体質かどうか調べてみよう
ここで自分がワキガ体質なのかどうか調べてみましょう。
以下に挙げた項目がたくさん当てはまる程ワキガ体質の可能性が高くなります。
- 耳垢が湿っている
- 下着やTシャツなどの脇に触れている個所が黄色くなる
- 腋毛が濃い
- 両親のどちらかもしくは親類がワキガ
- 肉類中心の食生活だ
人種によってワキガの率って違うの?

外人さんの近くにいるとほぼ100%といっていいくらい強烈とまではいかないもののある程度の体臭を放ってらっしゃる。
(香水の匂いともまた違うような独特な臭い)
外人さんは本場の臭いというか日本人よりもパンチがあるというかワイルド系(獣臭)というか・・食ってるもんが違うからでしょうか。ただ、日本人でも肉を沢山食べる人が必ずしもワキガであるとは限らない・・
そこで考えたのが人種の違いによっても体臭が強い人種・弱い人種があるに違いないということです。
人種別のワキガ遺伝子保有率
人種別のワキガ遺伝子保有率
アフリカ系アメリカ人:約100%
アフリカ人:約98%
ラテンアメリカ人:約95%
西ヨーロッパ系:約80%
太平洋諸島系:約80%
東ヨーロッパ系:約80%
カザフスタン系:約60%
ネイティブアメリカン:約50%
日本人:約22%
東南アジア:約20%
モンゴル系:約15%
韓国人:約0%
やはり人種によって大きな違いがあるようです。
アフリカ系アメリカ人(黒人)に関してはほぼ100%がワキガ遺伝子持ちのようです。
データの出所は不明ですが事実であれば驚きです。
しかも、日本人以下東南アジア、韓国、中国・・韓国に至っては脅威の0%!
これは逆にアジア系が少数派という事になりますね。
腋臭症は優性遺伝するため、人類全体では腋臭症である人の方が圧倒的多数派であるが、例外的に日本人、中国人、朝鮮人などの東アジア人においては腋臭症が5%-20%と少数派である。これは東アジア人の祖先がシベリアなどで、当時の特に寒冷な気候に適応した結果だと考えられている。
引用元:ウィキペディア
人類においては腋臭症である人の方が圧倒的多数・・むしろワキガは当たり前で体臭が無い人は「お前なんで体臭ないんだよ?」レベルなのかと。
だから欧米では腋臭なんて言葉はないんでしょうね。
肉食中心など食生活の違いも大きいのだと思います。
まとめ

今回は外人さんの体臭が気になったもので、ワキガのメカニズムと人種別のワキガ遺伝子の保有率の違いを調べてみました。
結果は思っていたよりも西洋系の白人さんや黒人さんのワキガ率が高いのに驚きました。
あちらではワキガという言葉はないそうです。
ワキガが当たり前なんですからそれはそうですよね。単純に体臭というくくりなのだそうです。
それもあって欧州や欧米では香水をつける文化が発展したのだと考えられます。
日本人でワキガで悩んでいる人がいたら一度外国に行ってみるのもいいかもしれませんね。
みんな何かしらケアはしているでしょうから、あちらのデオドラントの考え方とかは勉強になるのではないでしょうか?