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歩きスマホをする人たちの心理とは【対策方法】

歩きスマホをする人たちの心理とは


昨今「歩きスマホ」がメディアやネット、実社会でも大きな問題になっていますね。

これだけ社会問題になっていれば、歩きスマホをしている人の多くはそれが「良くない事」だと思っているはずです。

しかしながら、街を歩いていると一向に歩きスマホをする人が減っているようには思いません。
むしろ増えているようにも感じます。

  • 「なんであの人たちは堂々と歩きスマホをしていて平気なのだろうか?」
  • 「どういった心理で歩きスマホをしているのか」

上記のような点に興味を持ちました。

そこで今だに歩きスマホをしている人々はどのような心理で周りに迷惑をかけ続けているのかを自分なりに考えてみました。

歩きスマホをする人の割合

まず、歩きスマホについて世間ではどのように思われているのかを調べてみました。

歩きスマホが危ないと思っている人の割合

下のグラフは「歩きスマホが危ないと思っている人」の年代別の割合です。

すべての年代で歩きスマホが危ないと思っている人の割合が一番多いようです。
ただ20代で「やや危ないと思う」「危ないとは思わない」という人の割合が多いようですね。

年配の方はほぼ100%危ないと思っているようです。

歩きスマホをした経験がある人

次に「歩きスマホをした経験がある人」の年代別のグラフを見てみましょう。

やはり歩きスマホをした経験があるのは10代、20代が圧倒的に多いようですね。

確かに街を歩いているとき、若い人だとほぼ90%くらいは歩きスマホをしている、もしくはしていなくとも携帯を手に持って歩いている、イヤホンをしながら歩いているような印象を受けます。

興味深いのは若い世代も歩きスマホは危ないと思っているにも関わらず、「日常的に操作している」もしくは「時々操作している」という人が半数以上になっているという点です。

60代以上の方も100%近く危ないと思っているにも関わらず、一定数歩きスマホをした経験があるようです。

ポイント

●このデータからわかるのは多くの人が歩きスマホは危ないと認識しているにも関わらず、歩きスマホをした経験があるという点です。

歩きスマホをする人の心理

ではなぜ多くの人が歩きスマホを危ないと思っているのにも関わらず、歩きスマホをしてしまうのでしょうか?

みんなやっているから

みんな歩きスマホをしているから
出典:めるも

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という言葉もある通り、みんなやってるんだから私も大丈夫という日本人に多くみられる考え方です。

周りの人たちが誰もやっていないのに一人だけやっていると状況というのは、不安を感じるものです。
自分一人の状況ではその行動を起こさないのですが、周りで一人、二人がやり始めると安心してみんながやり始める。

心理学では「同調行動」や「バンドワゴン効果」ともいわれています。
※こちらの心理については以下のページでも詳しく書いています。

行列に並ぶ心理とは
人はなぜ行列に並ぶのか?その心理とは?

人はなぜ行列に並ぶのか? その心理とは? 私は基本的に行列に並ぶのはあまり好きではありません。 人気 ...

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もし、周りの人が誰一人歩きスマホをしていなかったら恐らくは誰もしないでしょう。

「自分は大丈夫だ」という考えを持っている

「自分は大丈夫だ」という考えを持っている

歩きスマホをしている人はテレビなんかで歩きスマホ関連の事故のニュースを見ても「自分は大丈夫」という考えのため、特に気をつけようなどとは思いません。

交通事故などど同様に今まで歩きスマホをしても何ともなかったので事故に遭うことが他人事で、現実味がないのです。

こういった「自分は大丈夫」「自分には起こらない」と思い込んでしまう心理のことを”正常性バイアス”といいます。

正常性バイアスとは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

引用元:ウィキペディア

何もしないで歩いているだけでは暇だから

ただ、歩いているだけでは暇だから

・普段歩いている変わらない道をただ歩いているだけでは手持無沙汰だから歩きスマホをしている。
・歩いていると暇に感じて、つい歩きスマホをしてしまう。

こういった理由で歩きスマホをしている人もいます。

要するに”暇つぶし”なのですが、ゲームとかニュースの記事とかを見ている人はこれでしょうね。

歩きスマホをしていても前を気にしているから問題ない

スマホを見ていても前を気にしているから問題ない

私はスマホを見ていても前もちゃんと見ているから大丈夫」と考えている人もいます。

歩きスマホをしていない人は前から歩きスマホをしている人がきたら、その時点で前を見ていないだろうから気を付けようとか、「嫌だなー」と感じる人もいます。

それは歩きスマホをしている人が前を気にしていようがなかろうが全く関係ないのです。

また、そもそも歩くのが遅く周りの歩くスピードに合っていない為、混み合っている場所などでは非常に邪魔です。

事故にあったら自己責任という方もいますが、車にぶつかったりした場合は全面的に車の方が悪くなってしまうので、こういった自己中心的な考え方はいかがなものかと思います。

仕事のメールの返信や地図アプリを見ている

仕事のメールの返信や地図アプリを見ている

仕事の移動中にどうしてもすぐに返信が必要なメールがあったり、プライベートでもLINEをすぐに返信したいという人もいるでしょうね。

あと道が分からなくて地図アプリを見ながら歩いているという人もいるでしょう。

しかしながら、人に迷惑が掛かっているという点では仕事であろうがプライベートであろうが関係のないことなので、どうしてもすぐに返信が必要な場合は人がいないところで立ち止まってする等配慮する事が大事です。

そもそもあまり悪いことだとは思っていない

そもそもあまり悪いことだとは思っていない

歩きスマホをしている人はそもそも歩きスマホ自体あまり悪いことだとは思っていないということも考えられます。

あまりにも日常的になりすぎていて歩きスマホを「廊下を走ってはいけない」と同じくらいに考えているのだと思われます。

なのでいくら周りで歩きスマホの危険性を呼びかけようが、そもそもその程度の認識なので特に気にすることもないのです。

歩きスマホをなくすには

歩きスマホをする人は一向に減らず、増えていく一方です。
どうしたら歩きスマホをする人を少なくすることができるでしょうか?

法律で禁止にしてしまう

法律で禁止にしてしまう

まず、思い切って”法律や条例で禁止する”ということが考えられます。
海外ではそういった国もあるようです。

ハワイなんかは有名なのではないでしょうか?


 ハワイのホノルル市で2017年10月25日、道路横断中のスマホのチェックやゲームなどの行為を禁止する条例が施行された。違反すると罰金を科される。いわゆる「歩きスマホ」禁止だ。スマホだけでなく、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機器、デジタルカメラも罰則の対象となる。緊急連絡番号(911)は罰金の対象外。「歩きスマホ」による罰金はアメリカの主要都市では初めて。

引用元: ハワイ・ホノルルでついに「歩きスマホ」禁止条例施行:10月25日から違反したら罰金

安易に法律で禁止にしてしまうのは生きづらい世の中になってしまう

しかしながら、個人的には安易に法律や条例で禁止してしまうのはどうかと思っています。

単純に法律で縛ってしまうのは簡単だと思うのですが、そういった社会は周りの声に同調してどんどん制約が増えて行って逆に生きづらい社会になってしまうのかなと思ってしまいます。

例えば、テレビなんかも一部のクレーマーが原因で様々な制約・ルールができて昔よりも非常につまらなくなったと感じています。

公園なのにボール遊び禁止・飲食禁止とか。訳が分かりません。

クレーマーが面倒なのはわかるのですが、このように何でもかんでもルール化すればいいという問題ではないと思ってしまうんです。

ただ、このまま歩きスマホをする人が一向に減らなければ、法律・条令で禁止になるのは時間の問題なような気もします。

一人一人の意識に任せる

一人一人の意識に任せる

歩きタバコについてはほぼすべての都市で条例で禁止にしていると思います。

タバコを吸う人も多くの人は気を付けていたと思うのですが、 一部のマナーを守らない人がいる為にそのように条例で縛らなくてはいけなくなったと思っています。

だからこそ一人一人の意識が大事だと思っています。

歩きスマホや歩きタバコしかり、やっている人は自分で自分の首を絞めていることに気づいてほしいものです。

一人一人の意識の向上」これは理想論で実際は難しいとは思います。
実際世の中には自分本位で他人の迷惑を考えないような人たちは一定数いるものです。

歩きスマホについてネットの意見

ここで歩きスマホに対して世間ではどのような考えを持っているのかをSNSで調べてみました。

歩きスマホに対して肯定的な意見と否定的な意見とで分けて見てみましょう。

歩きスマホ肯定派の意見

時間がないから、かな。
歩いてる時間でさえ惜しい。
私は駅から会社まで徒歩20分あります。
外国の方と仕事をしていると時差的にちょうど通勤時間に重なることも。
となると、スカイプは歩きながらだし、同時進行でメッセンジャーで部長に確認をとって...
ってことになります。
別に歩きスマホで警察に捕まったことないしなぁ...
あんまり悪いと思いません。

仕事を盾にして歩きスマホを肯定しています。
この人は間違いなく仕事できないでしょ。時間がないなら早く起きてもっと早く仕事に行くとか考えればいいんじゃないでしょうか。
あと歩きスマホで警察に捕まったことがないとかもう、思考が中学生レベルです。
マナーの問題ですからね。


 

歩きスマホをしていること自体が迷惑なんです。
歩きスマホをしている人が前からきたり、前の人が歩きスマホだと無駄に気を使う人もいるのです。

歩きスマホ否定派の意見

すごくわかります、本当に遅いんですよね歩くのが。

想像力が欠如しているから、後ろの人が迷惑になっているという事がわからないのですよ。

本当に傍から見ていて酷い姿だと思います。
自分が周りからどのようにみられているかとかは気にしていないんでしょうけど。

まとめ

駅での歩きスマホ注意喚起(階段)
出典:https://ascii.jp/elem/000/000/815/815510/

今回、どのような心理で歩きスマホをしているのか興味を持ったので書いてみました。

普段から歩きスマホをしている人でも、多くがマナー違反だと思ってはいるけれどもそれほど深く考えずにやっているのだろうなというのが率直な感想です。

あと、酒だとかタバコだとか他にももっと迷惑な行為をしている人がいるのだから、歩きスマホだってやっても問題ないと思っているような人もいると思います。

しかしながら、このままでは本当に法律や条例で歩きスマホを禁止にせざるを得なくなってしまいます。

そうならない為にも一人一人が自分本位の考え方ではなく、もう少し周りの事も意識して生活をしてほしいと思っています。

 

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